日本一誠実な庭師 美観と価格は守ります
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元来人と接するのが苦手で、手に職をとの思いで始めたのが造園業だ。人に会うのは見積もりの時と作業完成の時くらいで、それ以外は自分ひとりになれる。もちろん不定期な仕事だが、国のお世話にはならず、最低限度の生活をどうにか維持できている。
今の地域に住み始めてもう20年くらいになるが、最初はこの町の人の動きが怖かった。左右歩行の認識がない。スーパーに行けば特に閉口した。通路の中央にカートを置いて世間話をする中年女性。突然カートを180度回転させる老女。レジ待ちで後ろからカートを押してくる客。驚くばかりだった。
ここ数年はコロナ禍の影響で、距離感をとるようになったためか、安全に買い物ができるようになった。人と接する機会も一段と少なくなった。こんな表現は非常に不謹慎だが、コロナ禍で便宜に過ごさせていただいている。でもこれが収拾すれば、また活気が戻り、うるさいのだろう。経済的にはその方がいいのかもしれない。ふとそんなことを木に登って思ったりして・・・・