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雨が空から降れば (2022.10.14)

多少の雨でも釣りに行く。そんなときに口ずさむのが、フォーク歌手の小室等さんの「雨が空から降れば」。作詞は別役実さん。この歌詞が実に奥深く、趣がある。
 
雨が空から降れば
オモイデは地面にしみこむ
雨がシトシト降れば
オモイデはシトシトにじむ
黒いコーモリ傘を指して 街を歩けば
あの街は雨の中
この街も雨の中
電信柱もポストも
フルサトも雨の中
しょうがない 雨の日にはしょうがない
公園のベンチでひとり おさかなをつれば
おさかなもまた 雨の中
しょうがない 雨の日にはしょうがない
しょうがない 雨の日にはしょうがない
しょうがない 雨の日にはしょうがない

 一見叙景詩のようだが、実は抒情詩である。「しょうがない」というフレーズが特に印象的で意味深い。空から降る雨は誰人の平等に降り、町全体を濡らす。つまり自然には逆らえないと言う訳だ。こればかりは、「しょうがい」。いつも海にいる魚だって、釣りあげれば、雨の中。しょうがないよね。自然と人は有史以来そういう関係で成り立っている。どれだけ感謝しても、人は動植物を食べる必要がある。これもしょうがないよね。
でもこの「しょうがない」には、平和的な安堵感のある響きがある。この詩の面白いのは、これが人と人、国と国だとどうだろうかと、行間外で問いかけていることだ。人同士のトラブルや国家間の争いは「しょうがない」では済まされない。では何が必要なのか、「対話」「協調」「寛容」、いろいろな言葉が広がる。小室さんはラスト3行にその思いを込めてシャウト的に歌い上げる。
 おっと、いけない、竿が曲がった。これは大きいかもしれないと思ったら、根がかりだ。まあ、僕の「しょうがない」はこの程度だ。



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